コロナ禍で3密を避けた授業づくりが求められていますが、それでは「対話的」な授業づくりが難しいという声も聞きます。そこでコロナ時代の対話的な授業づくりについて、今秋に授業提案を計画しているという、宮崎県のスーパーティーチャー、中西英教諭に話を伺いました。
執筆/宮崎県公立小学校指導教諭・中西英
イラストAC
「子供の思考をつないでいくことによる学び合いを対話と捉える」
4つの席が隣同士直角に向き合うように組んで対話
まず子供同士が対話のために話し合う方法について、中西教諭は次のように話します。
「コロナ感染防止のために3密を避けつつも、子供たちが『対話的な学習』を進めていくためには、いくつかの考え方があると思います。まず考えられるのが、シンプルに物理的な距離を保って、子供たちが対話を行っていく方法です。
例えば隣同士、ペアでの対話なら、それぞれが黒板の方向を見て、顔を向き合わせず、話をすれば、互いが唾液の飛沫を浴びる危険性を避けることができます。
グループでの対話は、この時期には行っていない学校が多いように思います。
例えば4人で机をつき合わせれば、どうしても近距離で向き合うため、話し合ったときに互いが飛沫を浴びせ合う危険性があるからです。
しかし、どうしてもグループでの対話があったほうが深まると考えるならば、机のつなぎ方一
コロナ時代の「対話的な授業」様々なアイデアと工夫

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