【英語あれこれ記】 《1》出会い

塾・教職ニュース
中学校から始まる英語の勉強に備えて、小学5年生になった頃から周りの友達が塾に通い始める中、私は何の切迫感もなく、毎日のんびりと過ごしていた。ローマ字が苦手で、英語の知識はアルファベットの最初の方のみ。算数の授業で2つ目の立方体が出てきた時、角に書いてあるアルファベットを指差しながら、隣の子に、「これ、何て読むの?」と聞き、「『アイ』だよ。こっちは『ジェイ』」などと教えてもらった読みを記入したのを覚えている。それでも、《英語を習いに行かなきゃ!》という考えは生まれなかったし、母からも塾に行くように言われたことが一度もなかったのだから、至って呑気な母娘である。そして、中学校に入学。迎えた初めての英語の授業。期待と不安でドキドキしながら窓際の席に座っていると、I 先生という丸顔でショートヘアの新卒の先生が教壇に立ち、ニッコリ笑って、いきなり、「ペラペラ! ペラペラペラペラ!」と英語で話をされた。時間にして1分足らずだったと思う。それまで生の英語に触れる機会がなかった私は、英語を話す人が目の前にいるという非日常に、《うわぁ…!》と、ただただ圧倒されていた。すると、話を終えられた先生は、眼鏡の奥の大きな目をキラキラさせて、「今くらいの英語なら、中学校で3年間勉強したら、誰でも話せるようになります」とおっしゃった。この瞬間、私の「英語やる気スイッチ」は、いとも簡単にオンになったのである。   

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